2011年9月12日月曜日

会議が停滞したら?

モニ太郎「会議の参加者が勝手なことを話さないようにするには、実は、もうひとつ、やり方がある。」

パチョレック池上「どういう方法?」

モニ太郎「ゴールと論点を明確にしても、それでも会議の場が停滞したり、荒れたりすることがあるよね?」

パチョレック池上「うん。あるね。」

モニ太郎「会議が停滞したり荒れたりした場合は、誰かが交通整理し、議論を「ドライブ」する必要がある。」

パチョレック池上「ドライブって?」

モニ太郎「会議で、誰もかれもが、好きな方向に話始めたら、司会者がホワイトボードにその時の論点を書く。」

パチョレック池上「うん。」

モニ太郎「そうすれば、会議に参加者は自然とホワイトボードに書かれた内容に向かっていく、というようなことだ。」

パチョレック池上「なるほどね。」




モニ太郎「会議の中身を十分に理解してもらうために、「みなさん、ちゃんとわかっていますか?」などと言っても無駄だ。」

パチョレック池上「そんな時はどうするの?」

モニ太郎「異なるバックグラウンドを持つ人が、誤解なく、短時間に会議の中身を理解するには、(1)事実をベースに話し合う、(2)議論の中身を「構造化」して本質をつかむ、という2つが必要だ。」

パチョレック池上「誤解、対立、停滞することなく、ひとつの結論を導くには「事実」をベースに話し合うことが必要ってことね。」

モニ太郎「会議が揉める大きな理由のひとつに「バックグラウンドの違いで事実認識が異なる」ということがある。」

パチョレック池上「あるね。」

モニ太郎「事実ベースとは、会議の参加者同士が誤解をしないように、お互いの議論の前提や根拠を明らかにした上で、着実に議論を積み重ね、深めていく、ということだ。」


パチョレック池上「治験が促進されるためには、事実ベースで話しあおう。」

モニ太郎「現実を直視しようね。」

パチョレック池上「治験が進まないのは、患者さんが治験に参加してくれないからだ。」

モニ太郎「なぜ、患者さんは治験に参加してくれないのだろう?」

パチョレック池上「患者さんは治験を怖がっているからじゃない?」

モニ太郎「なぜ、あなたは治験に参加したくないのですか? というアンケートをとればいい。」

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