2011年9月12日月曜日

一体、会議の何が難しいのか?

モニ太郎「そもそも、どうして会議って難しいのかな?」

パチョレック池上「それは、相手がいること、だからじゃない?」

モニ太郎「どういうこと?」

パチョレック池上「たとえば10人の会議だと、10人分の考えがあり、その中から最終的には1つの結論を導かないといけない。」

モニ太郎「そうね。そのプロセスをコントロールするのが大変だよね。」




***** よろしくない会議の例 *****

「今日は治験の促進についての会議です。」(そもそも議題が抽象的)

「治験の促進はモニターの能力向上が必須だ。」

「モニターもそうだけど、CRCの人数も少ない。」

「CRCって、全国で何人いるんだろう?」(話がそれている)

「全国で2000人ぐらいじゃない?」

「いや、3000人ぐらいはいるよ」(そんなこと、今の会議ではどうでもいい。)

「治験の促進と質の兼ね合いが難しい」(どんどん話が広がっている)

「でも、治験の質はオーバーリアクションっていう話もあるよ」(もはや、収集がつかない状態)


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モニ太郎「会議の中で結論を出すためには、どんな能力が必要だと思う?」

パチョレック池上「それは、バラバラの力を集める能力だと思うね。」

モニ太郎「なるほど。確かに、最初はバラバラの人間がバラバラの考えを持って集まるからね。」

パチョレック池上「10人いたら、10人が納得する結論に向かって、臨機応変にゴールに近づける力が必要だ。」

モニ太郎「一体感を持たせる技術も必要かも。」

パチョレック池上「そういう結論を出す技術・能力は司会者だけに必要なのかな?」

モニ太郎「そんなことはない。他人まかせの会議では絶対にいい結論なんか出ない。会議の参加者全員が必要な技術・能力だ。」

パチョレック池上「全員が、『どうやったらゴールにたどり着けるかな』ということを考えながら議論を進める必要があるね。」

モニ太郎「『偉い人』に会議を任せていたら、ろくな結論にならない・・・・・・・。」

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