2011年12月16日金曜日

新薬開発の優先順位はスッタモンダ(1)

(フィクションです。)

あんころ「今日は開発品の進捗状況と今後の方針を決めます。」

ゆ「今、当社で開発しているのは次の5プロダクツです。」


●HORAI-0101(更年期障害:フェーズ3の最中)

●HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)

●HORAI-Z23(人工インスリン:フェーズ2の最中)

●HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)

●HORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)



へい太郎「HORAI-0101の現状は、先週紹介したとおりです。」

おきょう「Z社に追いつけるかどうか。予算はギリギリです。」

薬作り職人「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)の現状は?」

アブラハム「健康ボランティアでの反復投与まで終了。剤型はゼリータイプ。抗レトロウイルス薬(ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬)とプロテアーゼ阻害薬の2種類を配合した薬です。
性交後にゼリーを膣内又は肛門内に挿入するタイプです。」(フィクションです。)

ペイン「4月に終わったフェーズ1の結果はどうだったの?」

ZOO(ズー) 「膣内あるいは肛門内に80%が残り、残りの20%が血中に吸収されました。」

さりさり「副作用としては局所的には膣の灼熱感、掻痒感、全身的にはめまい、立ちくらみでした。いずれも軽度から中等度でした。」

吉野川 みなみ「フェーズ2以降の予定は?」

ken2「10月から15施設で150人を対象とした前期第2相試験を開始予定ですが、予算的に厳しい状況です。」

トモチカ「担当者も今のところ3人しか割り当てられていません。」

のの「会社の方針としては、HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)が最優先のAAAクラスです。次にHORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)をAA+クラスとしています。」

かき氷「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)の当社での優先順位のクラスは?」

澤田「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)はAAクラスです。」

てぃん「プライオリティとしては3番目ということね。」




フクちゃん「0505の抗HIV薬をクラスAAAにすべきだと思うわ。」

ピース「他社の抗HIV薬の開発状況は?」

あんみ2「当社と同じく性交時の感染予防薬は2社が先行しています。」

徳大寺道子「どちらも、現在、フェーズ3まで進んでいます。」

ガンバスター「それぞれの特徴は?」

むっちー「B社の抗HIV薬もC社のものも錠剤タイプで、性交後に膣又は肛門に挿入します。今までの試験の成績では70%以上の確率でHIVの感染を防げます。」(フィクションです。)

いっちー 「B社の抗HIV薬もC社のものも逆転写酵素阻害剤2剤とプロテアーゼ阻害剤1剤の配合剤です。」

ぶりぶりお「当社の抗HIV薬は逆転写酵素阻害剤2剤とプロテアーゼ阻害剤2剤の配合です。」

しゅうわ「いずれも、治療薬としてよりも予防薬としての効果が期待されています。」

ぺんぺん「先行しているB社とC社のものですが、どちらも、たぶん、年内にはフェーズ3が終了予定で、来年早々、3月頃には申請されるものと予想されています。」

みっちーK「ふむ。随分、先行されているんだね。」




かずさ2号「当社の抗HIV薬のNDA( New Drug Application :製造販売承認申請)はいつの予定?」

さら「再来年の後半です。2011年の11月頃ね。」

フロリス「当社の抗HIV薬の特徴は?」

黒丸「耐性菌の発生が少ないこと。それと先行2社の薬は効果が70%以上で予防または疾患の進行を抑制させると予想されていますが、当社の薬は80%以上になるだろうという予想です。」

ちゃちゃ「HORAI-0505をクラスAAAにレベル上げする根拠は?」

ヨネヤマ「効果が若干、いいということと、耐性菌の発生が少ないということ。」

ハレ~「それだけでは、レベル上げは難しい。」

BECK「レベルを上げるとしてもフェーズ2の結果を見てからだね。」

ぽちりん「それでは遅すぎます。前期第2相から、予算と人員の倍増をお願いします。もし、そうなれば年内に前期第2相を終えることができ、さらにそこでレベルを上げてもらえば、来年の8月くらいにはNDAできます。」

MT「もし、現状のプライオリティでは、再来年の11月頃に終了です。」

カッコ亀井「でも、HORAI-0505のポジションとしては、B社とC社の薬が効かなくなった時の後継品というものでしょ?」

ぷか「いや、B社やC社よりも先行できれば、ファーストラインで使えると思う。」

JOYママ「それはHORAI-0505のフェーズ3の結果を見ないと分からないのよね?」

十条「まぁ、そうだけど。」







オチケン「優先順位付けというのは、他の製品との相対的なものだから、今、HORAI-0505よりも優先順位が高いHORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)とHORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)の比較が重要だと思う。」

るみ子の酒「最優先のHORAI-AST03(抗喘息薬)は譲れないと思うわ。うまくいけば、来年の中頃には申請できます。2011年6月です。アメリカでも同時期です。」

社長秘書「長時間作用性吸入β2刺激薬と吸入ステロイド薬を配合したものです。」(フィクションです。)

金ネックレス付き大黒「D社が既に販売している吸入型の後継的な抗喘息薬です。」

くりこ「抗HIVのHORAI-0505とHORAI-AST03のどちらが臨床現場で期待されているの?」

スナフキン「それはもちろん、HORAI-AST03の喘息薬です。」

こさめ「何故?」

ルパン三「喘息は、全世界的に人々の健康上の重大な問題となっています。WHO(世界保健機関)は、「全世界での喘息患者数は増加傾向にあり、罹患者は1億~1億5000万人にのぼる」と推定しています。また、西ヨーロッパ全体では、喘息患者数がこの10年間で倍増しています。さらに、喘息死は全世界で年間約18万人に達しており、喘息による経済的損失は、結核とHIV/AIDSによる損失とを合計した値を上回ると推定されています。

ルーシー「世界の患者数 約3億人(2004年) よ。」

デーさん「AIDSは、2006年、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が世界のエイズ患者数を発表しました。国連合同エイズ計画の発表によるとHIVに感染した合計人数は約3950万人です。エイズによって死亡した人数は1年間で約290万人になっています。」

しまうま「規模としては喘息のほうが市場があります。それにHORAI-AST03(抗喘息薬)はもうすぐNDAできます。2011年6月です。」

プリンセス・オーロラ「HORAI-AST03(抗喘息薬)の最優先は譲れないわね。」

kaizer11「しかし、世界的なインパクトとしては、HORAI-0505(抗HIV薬)のほうが、期待されています。」

震電 「当社は抗ウイルス薬としては新参者だ。プロモーションも苦戦が強いられると思う。」

ふじおねえ「効果が期待できるので、プロモーションなんていらないと思う。プロモーション無しでも売れるわよ。」

ブライアン成田「HORAI-0505(抗HIV薬)は、現在、いくらで製造できるの?」

よっきゅん「たぶん、1個8万円~5万円かな。HORAI-AST03(抗喘息薬)は?」

メタルナイト「HORAI-AST03(抗喘息薬)は、1回使用量に換算すると500円くらいだ。」

秘密研究員「利益率と市場規模だけで考えるならば、文句なしでHORAI-AST03(抗喘息薬)だと思う。」

それ行けドンドン「OK。トッププライオリティはHORAI-AST03(抗喘息薬)で、決定。あとは、HORAI-RA05(リウマチ薬)との比較だね。」










ピクミン「HORAI-RA05(リウマチ薬)のNDAの予定は?」

くも「2年後の前半を予定しています。2012年の6月までには日本で申請できます。」

ひで「HORAI-0505(抗HIV薬)は、2011年の11月頃。」

翡翠「でもHORAI-RA05(リウマチ薬)は海外でも開発を進めていて、アメリカでは2012年の1月頃にはできます。」

やなか爺「HORAI-0505(抗HIV薬)のアメリカでのNDAはいつ?」

ゆみぴー「HORAI-0505(抗HIV薬)のアメリカでの申請は日本とほぼ同じ2011年の10月を予定しています。」

やまちゃん「リウマチの市場は?」

なつき「関節リウマチの患者数は全世界では500万人を数えます。多くが22~55歳の方々で、指や足、手首に障害が現れます。関節障害は発症後2年以内に現れることが多く、関節痛、疲労、関節の腫脹や損傷により労働能力が低下します。多くの研究より、関節リウマチ患者では、就業機会の減少や、職場での生産性が低下することが明らかにされています。

みたらし大福「了解。では、HORAI-0505(抗HIV薬)のプライオリティをAA+に上げ、HORAI-RA05(リウマチ薬)をAAに下げます。」



織姫「じゃ、ここまでをまとめます。」

●HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)・・・優先順位AAA、日本での申請:2011年6月、アメリカでの申請:2011年の6月

●HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)・・・優先順位AA+、日本での申請:2011年11月、アメリカでの申請:2011年の11月。

●HORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)・・・優先順位AA、日本での申請:2012年6月、アメリカでの申請:2012年の1月



ヨコタテ「今あがった課題としてはHORAI-0505(抗HIV薬)の製造費です。現状では、1個8万円~5万円ですが、これを1個1万円以内で製造できるよう、製剤開発してください。」

薬師寺「了解。タッタッタッタ、火のもと、よ~~~し!」


のん「じゃ、来週はHORAI-Z23(人工インスリン:フェーズ2の最中)とHORAI-0101(更年期障害:フェーズ3の最中)について検討します。」

ぼつ「デーモン部長、いいですか?」

デーモン部長「あいよ。」

パピヨン750「それ、何ですか?」

デーモン部長「あ、これ?これは白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)配合ブルマンコーヒー」

港野陽子「へ~~~!!」

デーモン部長「本品9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス5.0gを含有する。

日局セッコウ………15.0g
日局ニンジン………1.5g
日局チモ……………5.0g   
コウベイ………8.0g
日局カンゾウ………2.0g

これにブラジル産ブルーマウンテン5gを加え、ドリップしたんだな。」

みかん「『セッコウ』って『石膏(硫酸カルシウム)』ですよね?」

デーモン部長「うん。そのセッコウがね、ブルマンに奥深い風味を加えてくれて、この世のモノとも思えない味を醸し出してくれるんだな。」

ゆーり「なるほどね。」


● 知母(チモ)・・・・・・ユリ科ハナスゲの根茎を乾燥したもの。中国東北部・華北に自生する。成分としてはチモサポニン、キサントン配合体のマグニフェリンなどを含む。

●粳米(コウベイ)・・・・・・イネOryza sativa L.(イネ科Gramineae)の種子で、脱穀して精白しない玄米。でんぷん、デキストリン(dextrin)、ビタミン(vitamin B1)、oryzabran A~Dなど。

●甘草(カンゾウ)・・・『甘草の芽のとびとびのひとならび』(高野素十)

★白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)
    ↓
http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/products/tempu/pdf/034.pdf


1-1

2011年9月12日月曜日

喫煙室で人事、喫煙室でタスクフォース(10)

ピクミン「今はどこでも、社内は禁煙で、別に『喫煙コーナー』を設けているよね。その喫煙コーナーが意外と役立つんだよね。」

くも「そうそう。例えば、その喫煙コーナーには、臨床開発部のほかに、薬事部とか、マーケティング部、営業部、前臨床部などが集まってくるので、垣根を超えた情報が集まったりする。」

ひで「雑談から始まって、『そう言えばさ、タイムスケジュールのタスクフォースが立ち上がるんで、きみ、やらない?』なんていう話になったりする。」

翡翠「ホーライ製薬では『給湯室』 でも情報交換をやっていたわね。」

●ホーライ製薬では『給湯室』→  http://6009.teacup.com/horai_japan/bbs

やなか爺「ゲストブックでも 『二日酔いの薬』っていうコンセプトをルーシーさんが言い出して、その後、みんなでよってたかって、二日酔いの薬のプロトコルがあっという間にできて、さらに、英語版まで、社内の人で作ったわな。」

●『二日酔いの薬のプロトコル』→ http://horaiseiyaku.web.fc2.com/protcol_futsukayoi.htm

ゆみぴー「リアルの会社でも、喫煙コーナーだけでなく、ノンスモーカーのために、非公式の情報交換用に(という理由だけではないけれど)『リフレッシュコーナー』を設けているところも多いわよ。」

やまちゃん「ナレッジマネジメントで言うと、まだ言葉になっていないノウハウのような『暗黙知』があって、その『暗黙知』が言葉(形式知)になる場としての喫煙コーナー的な所が必要です。」
    
●ナレッジマネジメント → http://home.att.ne.jp/sea/tkn/Issues/Issue-KM.htm

なつき「その形式知を共有化するための場でもあるんじゃない?」

みたらし大福「新しいアイデア創出の場にもなるしね。」

織姫「社内に観葉植物なんかを置いて緑を増やしたり、フランクな雑誌があったり、コーヒーコーナーがあったり、熱帯魚が泳いだりしている(カニのいる会社もある)職場がいいわ。」

ヨコタテ「社内を移動するのに、ローラースケートを使ってもいいし、キックボードで走り回ってもOK、なんていう会社もある。」

薬師寺「ペットの持ち込み可、っていうところもあるぞ。」

のん「一人ひとりの机をパーティションで区切ったり、逆にコモンスペースがあって、毎日、座る位置が変わったり、とか、工夫しているところもあるわね。私はパーティションがいいけれど。」

ぼつ「会社によっては『情報』だけが会社の生産物、という会社もあるから、どれだけ、従業員のアイデアを出させるか、必死の会社だってあるわけですね。」

●アイデアマンのつくり方

パピヨン750「だから、『アイデアマンのつくり方』という本まであるんでしょうね~~~!
」         ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484021021/horaihonoyomu-22

港野陽子「例えばアイデアマン・メーカーに絶対に不可欠なことは、部下に、自分自身のことを(実際はどうあれ)、高く評価させること。何故、これが不可欠なのか。理由は3つあるのよ。」

▼1)能力の有無より「自分はできる」と思っているかどうかが成否を決める。

▼2)自分を実際より高く評価すると(最初は勘違いでも、そのうちに)、人は実際より「できる」人間に変わる。

▼3)部下を変えることができるのは、上司であるあなた自身しかない。

みかん「そりゃ、面白い、という気持ちが最優先の職場を創りましょうよ。」

ゆーり「楽しい職場とは」
   ↓
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2009/20090330/10170/10180/

トトロ「仕事だから楽しくやろうよ。」

まひな「患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)向上も大切だけど、まずは、私たちのQOLを上げましょう。」

ヨ-イチ「そののち、仕事の成果もついてくる。」

フラワー「仲間意識があって協力しあえて、自信を持って積極的に、主体的に仕事の取り組む雰囲気があって、同僚の仲がいい組織ね。」

まきろん「いがみあっている組織では息をすることさえ、控えめだ・・・・。」

Atsu-4「確か、ホーライ製薬の『社訓』がこんなものだった。」

●ホーライ製薬の社訓
    ↓
『仕事と遊びを区別してはいけない。それから、仕事と遊びを区別してはいけないということを、一瞬たりとも深刻に考えてはいけない。』

百年の孤独「さ、楽しみましょう!」

デーモン部長「じゃ、まず『ケツメイシ入りブラジル』で、出し切って、落ち着こう。」

ホーライ「出し切ってって・・・・・。」

●ケツメイシ
  ↓
http://health.goo.ne.jp/column/woman/kotoba/0008.html

■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ

機嫌よくする。人材を育成する(11)

■会社に残って欲しい人、辞めて欲しい人 (参考図書:「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる [単行本] 和田 秀樹 (著)
        ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860811801/horaihonoyomu-22

■機嫌良く行こうぜ、スカッとさ

かぐや姫「今週のテーマは『機嫌良く行こうぜ、スカッとさ』です。」

カルシファー「ふつう、みんな機嫌が良くない?」

博多小町「う~~ん、いつもそうとは限らないかな・・・・・・。」

さくら「特に、会社や組織の中でいつも機嫌よくいるのは、ちょっとしたもんだと思うわよ。」

小桑院「超多忙のときとか、深夜残業が続いたり、デッドラインが近くなってきたり、嫌いな人と一緒に仕事をするとか・・・・・・。」

●機嫌の良い人のメリットは?


バカボン「じゃ、組織の中で『機嫌の良い人』でいることのメリットは?」

有馬街道「話しかけやすいので、情報が集まりやすい。」

べのした「周囲に好かれるので、他の人の協力も得やすいので、仕事が早い。」

捨て猫「健康にもいい。」

りんご姫「周囲を明るくするので、組織が活性化するわ。」


●不機嫌の人のデメリットは?


モニ太郎「今度は、組織の中で『機嫌の悪い人』がいることのデメリットは?」

パチョレック池上「組織の雰囲気が悪くなる。そのために優秀な人材が去っていく。」

チビ姫「血圧が高くなったり、胃潰瘍になる。」

なつきさんのお嬢さん「誰も話かけないので、情報がやってこない。」

りら「だから、仕事が遅くなる。」

通りすがりのお方「周囲の雰囲気もトゲトゲしくなる。」

おかめ「会社を辞めてほしい・・・・・・。」

●感情をコントロールするには

アーリータイムズ「感情の豊かな人は不機嫌になりにくいよね。」

かりん「いつも気むずかしい顔をして、他人の批判や悪口ばかり言い、かといって自分にも自信を持てないのが不機嫌な人たちだ。」

アロウ「不機嫌になった時、その原因を考えてみましょう。たとえば会話をしていて「この人が自慢ばかりしているので、自分は嫉妬しているんだな。」というように。」

ムーミン「まず自分の感情を瞬間的に立ち止まって見つめるレッスンを始めましょう。これは少しも難しいことではありません。」

ゆうこ「毎日の生活の中のさまざまな場面で、いま自分がどんな感情状態にいるかを自問するだけでいいのです。」

Binobin「そういった習慣をつけること(これが大切)で、自分のいらだちや不機嫌の原因もわかってきます。悪感情の原因が分かれば、余分なストレスをため込まないですむはずです。」

あんころ「『感情の整理』」の上手な人は自分の悪感情(怒りやうらみ、嫉妬など)を素直に認める人でもあります。」

ゆ「その嫉妬やうらみをあっさりと認めることができれば、「気をつけなくちゃ」という気持ちになります。」



●「これができれば、私も捨てたものじゃない」と考えよう

へい太郎「多くの悪感情は自己愛が満たされれば消えてしまいます。」

おきょう「周りの人に認められ、共感され、かつ自分に自信を持ってしまえば嫉妬もうらみも、ネタミもウソのように消えます。」

薬作り職人「機嫌のいい人は、小さなことでもそれをやり遂げたときに、自分を褒めることができます。」

アブラハム「あるいは何か目標を立てたときにも、「これができれば私も捨てたものじゃない」と考えて励ますことができるのです。」

ペイン「たとえば、1時間という限られた時間で一定量の仕事を片付けたときに、機嫌のいい人は最初に自分を励まします。」

ZOO(ズー)「そして終わったときには「できた、やったぞ」と考え、それが時間オーバーしたときにでも、「これができれば私も捨てたものじゃないぞ」と考えるのです。」

さりさり「これで一区切りがつきます。次の仕事や作業にも明るい気持ちで取りかかることができるのです。」


●心のゴミはため込まないうちに掃除しよう

吉野川 みなみ「私たちの心はある限界を過ぎると修復が難しいほどゆがんだり、悪感情に凝り固まったりしてしまいます。」

ken2「そのまま放置してしまうと悲観的な要素だけがどんどんとふくらみ、不眠や食欲不振といった体の症状まで表れてきます。」

トモチカ「心の掃除をする場合にもチェックポイントがあります。「こういう感情や考えに取り付かれたときには、ちょっと掃除が必要だな」というポイントです。」

のの「心のゴミは自分でも気がつかないうちにたまってしまいます。それでも、事前の知識として「こうなったら要注意」という状態を知っておけば、大きなゆがみやかたよった反応パターンに陥らずにすみます。それによって感情生活も安定してくるのです。」

■■■ そこでまず、下に2つのチェックポイントを並べてみます。 ■■■

(1) ただの「思い込み」が「確信」になってしまい、聞く耳を持たない状態になっていないか

(2)白か黒かの「二分割思考」になっていないか


●忘れ上手になる

かき氷「実際、感情コントロールの上手な人は「忘れ上手」な人でもあります。」

澤田「腹の立つことがあってもすぐに忘れる。他人の言葉に傷つけられてもすぐに忘れる。誰かをうらやましく思う瞬間はあっても、これまたすぐに忘れてしまう。悪感情が芽生えることはあっても、それが心に長くたまらないのですから、感情生活はいつも快活です。」

てぃん「まず、私たちが嫌なことを忘れるのはどんな場合でしょうか? いちばん多いのは、好きな人と会っているときでしょう。 気の置けない友人とおしゃべりしているとき、愛する人と一緒にいるとき、尊敬する人に誉められり、信頼されたりしていると感じるとき・・・・・・。 そういうときは、さっきまで心に重くのしかかっていた嫌な出来事がどこかに飛んでしまっていたり、取るに足りない感情のように思えたりしてきます。」

フクちゃん「自分が好きなものや夢中になれるものに心奪われているときでしょう。登山や釣り、映画や音楽といった無心になって過ごせる趣味や遊びの世界も、いやなことを忘れさせてくれます。」

●考えても及ばないことなら「もうやめた」でもよい

ピース「忘れ上手な人は、ものごとをきちんと考える人です。これはちょっと矛盾しているように感じるかもしれませんが、私が言いたいのは「忘れっぽい人」ではなく、「忘れ上手な人」です。」

あんみ2「不安や悩みと向き合ったときには、まずその原因となっているものごとについて徹底的に考えることが大事なのです。その部分をおろそかにしたまま、悪い想像だけをふくらませると、いくら忘れようとしてもまたすぐに思い出してしまいます。」

フクちゃん「悪感情にとらわれているときには、一度、自分の思考パターンについて思い直してみてください。」

ホーライ「僕の好きな口癖は、森山良子の『まぁ、いっか』とビートたけしの『なかったことにしよう!』と、バカボンのパパの『それでいいのだ!』だ。」

デーモン部長「それでうつ病にもならず、自殺しなくてすむなら、それでいいのだ! さて、コーヒーでも。本日のコーヒーは『加味帰脾湯錠入りキリマンジャロ』だ。」

加味帰脾湯錠
  ↓
http://www.wakansen.com/prod/item07.htm


■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ

組織力を鍛える(12)

■「組織力」をあげる (参考図書:「組織力を高める」古田 興司 (著), 平井 孝志 (著) 東洋経済新聞社)         ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492531904/horaihonoyomu-22


■■ なぜ、組織力が必要なのか

徳大寺道子「どうして、わざわざ組織力が必要だと言うわけ?」

ガンバスター「私たちが新薬を開発するためには、組織の力が必要でしょ?」

むっちー「会社という組織であったり、依頼者と実施医療機関、治験責任医師等という組織とか。」

いっちー「一日でも早く薬を患者に届けるためには、企業や官民の枠を超えて、組織の力を最強にしないといけないしね。」 ぶりぶりお「ひとりではできないことでも、組織力があれば、やれないこともない。」

しゅうわ「組織力があってこそ、初めてできることもある。」

ぺんぺん「たとえば、新薬を10年で開発するとかね。」


■■ 組織力って何?

mippo_u「ところで、順番は逆になるけれど、その組織力って、どんなの?」

みっちーK「ここで言う組織力というのは『業務遂行能力』と『戦略能力』のふたつのことです。」

●業務遂行能力=業務や物事を着実に実行していく力 ⇒ 現場に染み付いたDNAそのものであり、どうしてもアウトソージングできないもの。 ⇒ 結果を出すうえで必要となる卓越した現場の実践力。 ⇒ 現場の実践力は、それぞれの組織によってやり方も文化も異なり、その差が企業の優劣となって大きな差をもたらすことになる。


● 戦略能力=外部環境の変化に適応していく力(組織の適応力) ⇒  戦略=資源(ひと、もの、かね)配分とその運用の方針 ⇒ 限られた資源を有効活用するためには、その配分の仕方と使い方が、外部環境、顧客の目から見て理にかなったものでなくてはならない ⇒ 策定された戦略は顧客の視点で再度評価されるべきものである


かずさ2号「そもそも、組織によって同じような戦略が設定され、同じようなオペレーションのやり方をしていても、組織によって業績に大きな差が出てしまうことがある。」

さら「うん、それはやはり、組織の力、すなわち「組織力」に差があるからじゃないのかな。」

●●● 考えてみよう ●●●

・ なぜ「組織力」の差が生まれるのか

・ どのようにしたら「組織力」を高めることができるのか

・ その中で、ビジネスパーソンとしての資質をどう高め、どう発揮していくのか


■■ 【強い組織と弱い組織の分かれ目】

フロリス「それじゃさ、強い組織と弱い組織の違いはどこから生まれてくるの?」

黒丸「組織は人の集まりだからさ。「遂行能力」も「戦略能力」も結局のところ、その担い手は、その組織に属する人に他ならないだ。」

ちゃちゃ「つまり、『遂行能力』と『戦略能力』、その掛け算である「組織力」を左右するのも、最終的にはやはり人なのよ。」

ヨネヤマ「組織力」の差は、その組織に属する一人ひとりの小さな行動様式の違いから生まれる。全体にとっては小さく見える個々人のレベルでの差異が組織全体で積みあがっていくことにより、根本的な「組織力」の差となって現れてくる。」

ハレ~「優れた人が組織内に存在し、彼ら/彼女らがお互いに連携をとりながら組織をリードしていけるかどうかが「組織力」の分かれ目となってしまう。」

BECK「繰り返すけれど、結局、最後は 人(ひと)  なんだ。」

ぽちりん「でも、その『ひと』の力を十分に引き出せるかどうかは、組織の文化や仕組みや考え方によるんじゃないのかな。」

MT「その組織の中でも、とても重要な役割を演じるのが『リーダー』だ。」

カッコ亀井「どうして?」

ぷか「メンバーの力を最も引き出せる立場にいるのがリーダーよ。」

JOYママ「リーダーに求められるものは「やり遂げること」と「人を育てること」です。」

十条「そのためになにより注意しなければならないのは、自分自身が成長し、魅力あるリーダーであり続けることが大事だ。」

オチケン「魅力倍増のためには、自分磨きだね。


■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ

自信を持とう!(13)

(参考図書:「自信の法則」ジェリー・ミンチントン (著), 東洋経済新聞社)
        ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887594925/horaihonoyomu-22

るみ子の酒「モニターになって半年もすると、『僕(私)、モニターをやっていく自信がありません』と言ってくる人がいる。」

社長秘書「モニターだけでなく、どんな職種にしても、自信がなくなる、ということはありえるよね。」

金ネックレス付き大黒「新人、中堅、ベテランという階層も問わずに、自信がない、という人がいるな。」

くりこ「自信がなくなると、仕事に不安が生まれ、ミスも増えてくる。自信喪失がひどくなると、専門医にみてもらわないといけなくなることもあるのよ。」

スナフキン「特にモニターは社内の人間だけでなく、治験実施医療機関のスタッフの人や治験責任医師などという社外の人ともうまくやらないとダメなので、自信がなくなると、とたんにコミュニケーションが悪くなる。」

こさめ「逆に自信がある人は、信頼感が生まれてくるわ。」

ルパン三世「自信過剰はいけないけれど、もともと、日本人は自分を卑下することが美徳と考えられたりするので、不当に自分に自信がない、という傾向にある。」

ルーシー「自分に長所があることはわかっていても、それ以上に短所があることを痛感している人もいるでしょ。」


●自信が無くなったら、どうすればいい?

デーさん「私たちは決して、完璧にはなれない。完璧な小説が無いように、ね。」

しまうま「たとえばモニターとして完璧でなくてもいいし、そんな必要もない。あるがままの自分を受け入れればいい。」

プリンセス・オーロラ「変えたい部分は誰にもあるものよ。でも、それも自分の一部なのだから受け入れる必要がある。」

kaizer11「時には好ましくない行動をすることもあるけれど、だからと言ってダメな人間というわけではない。それはむしろ正常な人間である証しなのだ。」

震電「ここにもっとも重要な事実があります。それは、自分の好ましくない部分を受け入れて初めて変化を起こすことができるということ。」

ふじおねえ「自分を受け入れるために変わる必要はないわ。変わるためには、まず、自分を受け入れることが必要ね。」

翡翠「完璧でなければならないという思い込みを捨てましょう。まず、あるがままの自分を受け入れることが大切だからさ。」


●自分の価値を信じる


ブライアン成田「私たちは、それぞれ、自分の信念を持っている。幸せな人生を送るのに役立つ有益な信念もあれば、不幸な人生の原因になる有害な信念もある。」

よっきゅん「そうそう。例えば、自分は人間として価値が無い、という信念を持っている人も、意外と多いらしい。」

メタルナイト「日本の企業は、『減点主義』のところが多いので、それを意識させられるのも影響しているかも。」

秘密研究員「そうね。『得点主義』のほうが、人間は育つのにね。」

それ行けドンドン「誉めて、誉めて、誉めまくると、調子に乗って、自分の得意技を極めて、スーパーモニターになる人もいる。」

ピクミン「誰にだって、価値がある。たとえ、モニターとしてうまくいかなかったとしても、人間の価値が下がるわけではない、ことを忘れないでおこう。」

くも「誰かから、自分の価値を貶める発言があっても、気にしない、気にしない。」

ひで「誰でも、全ての人は、最高の人生を送る価値のある人間なのだ。モニターであっても、モニターでなくっても。」



■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ

部下のやる気を2倍にする(14)

■部下のやる気を2倍にする(10月3日) (参考図書「部下のやる気を2倍にする法」:和田秀樹ら ダイヤモンド社)
           ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478350523/horaihonoyomu-22



翡翠「最近、どうも部下にやる気が感じられないのよ。」

やなか爺「部下のモチベーションを引き出したいがうまくいかないことが多いよ。・・・・・・と悩んでいるマネジャーは多いはずだ。」

ゆみぴー「それは、上司の「一生懸命頑張れば業績は上がる」といった単純な動機づけが部下のやる気を引き出すどころか、むしろ「今はそんな時代ではない」と逆に部下をしらけさせていることもあるわね。」

やまちゃん「部下にしてみれば、右肩上がりの時代に育ったマネジャーのやり方が通用するとは思っていないし。」

なつき「では、どうしたら部下のやる気を引き出せるの?」

みたらし大福「そもそも、人はどんな時に「やる気」を感じるのだろうか?」

以下のような場合だ。

●顧客から感謝された時

●チャレンジングな目標を達成した時

●チームワークを感じながら自分の役割を全うした時

●おもしろい仕事をしている時

●高い評価をさらた時 ・・・・・・など等。


織姫「これらをひとことでキーワード化すると「効力感」ということになるんじゃない。」

ヨコタテ「これは、「無力感」の対義語で、自分の仕事がここに貢献できたとか、このプロジェクトでこの役割を担ったと実感することを意味している。」

薬師寺「逆に、「やる気を失う」時は、どんな時だろう?」 意外と多いのが「上司」との関連だ。 たとえば・・・・・・ ●上司がメンバーに対する関心がない ●責任を押し付けてくる(責任をとらない。逃げる。) ●方針を出さない ●決めつけてくる ●否定的な言動が多い ●手柄を横取りする ●指示が細かすぎる ・・・・・・など等だ。


のん「このような外的・内的環境変化のなかで、何をマネジメントすればいいの?」

ぼつ「それは「業績のマネジメントとともに、部下の『モチベーション』をマネジメントする」ことだ。」

●「モチベーションマネジメントは次の3要素でできてい 1)マネジメント動機 2)メンバーへの関心 3)コミュニケーションの技術 この3要素がメンバーの共感と信頼を生み出す。


パピヨン750「マネジメント動機」とは、要はマネジャーが何を大切にして、何を目的にマネジメントしたいと思っているかということ。」

港野陽子「最近の企業のDNAといった議論や企業風土の話は、この部分に色濃く反映される。」

みかん「つぎに「メンバーへの関心」だけど、メンバーはどんな時に喜怒哀楽を示すかに関心をよせる、ということね。」

ゆーり「また、メンバーそれぞれの「すべきこと」「やりたいこと」「できること」の三点にも関心を持とう。この三点が交わっているところで、人は最も力を発揮する。」

トトロ「最後に「コミュニケーションの技術」だが、具体的には、コミュニケーションのテーマと様式の組み合わせだ。」

まひな「ここでキーファクターとなるのは、人によってやる気を出すポイントが異なっているということ。」

ヨ-イチ「たとえば、誉めたほうがやる気が出る人と、叱ったほうがやる気が出る人がいるということだ。」

フラワー「そのコミュニケーション場面のTPOを使い分けるか否かで、効果が全く異なってくるのよ。」

まきろん「さて、『モチベーション・マネジメント』の具体的な内容だけど、まず、大きく分けて3つに分かれる。」

●●●●●  モチベーション・マネジメントの柱  ●●●●●

1)希望の法則 これは、「上手くやれそうだ」「頑張れば何とかなりそうだ」という希望があるかどうかだ。 どんなに頑張っても達成できない目標ではモチベーションが上がらない。 まずは、「頑張れば何とかなりそうだ」ぐらいの目標を部下に与えよう。

2)充実の法則 これは、「やっていて面白い」「この仕事をすれば自分が成長する」「会社からも他のグループからも期待されている」などのように仕事が充実しているかどうかだ。 部下に「期待しているよう」と常に声をかける。 成長が実感できそうな目標を部下に与えよう。

3)関係の法則 これは、メンバー全員同士の関係で、「信頼されている」「信頼している」「この人と仕事をすれば大丈夫だ」と思わせることだ。 意志決定よりどころをはっきりと示したり、不合理な不安を解消させる。「自分は評価されている」と思わせる。 これらをチームワークの中で発揮していこう。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




Atsu-4「治験においても、ただ「たくさんの被験者を登録してもらおう」とか「できる限り、はやく治験を終わらせよう」と漠然とした目標を与えても、部下は不安になるだけだ。」

百年の孤独「このような場合、例えば「6か月で300人の被験者を登録してもらおう」とか「キーオープンは来年の3月だから、1月までにSDVを終了して、CRFを固定しよう」というように具体的に目標を与えることで部下の不安が減り、モチベーションが上がる。」

かぐや姫「目標も「頑張れば何とかなりそうだ」と分かれば、メンバーもやる気が出てくるわ。」

カルシファー「リーダーは目標値という数字を管理するだけでなく、メンバーの気持ちをもっともっと考えていかなければいけない。それがリーダーの役割だ。」

博多小町「少なくとも部下を不幸にしないマネジメントを目指していきましょう。」

さくら「『どこで働いているか』よりも『誰の下で働いているか』が重要だという言葉もあるしね。」

小桑院「リーダーは一度、考えてみよう。私は、メンバーの幸せを考えているだろうか?と。」



■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ

組織でリーダーシップを発揮する方法(15)

■初めてのリーダーシップ(10月10日) (参考図書「はじめてのリーダーシップ 」山口 真一 (著)
        ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806123641/horaihonoyomu-22


●まずは「率先垂範」

バカボン「今日は新たにチームリーダーになった方への研修です。」

有馬街道「リーダーにとって、最も大切なのは何でしょうか?」

べのした「率先垂範です。」

捨て猫「ですね。」

りんご姫「新しいスキルを身につけ、より強力なリーダーシップを発揮するには、より困難な課題、いまの自分のベストよりも高い目標の仕事への挑戦が必要です。」

モニ太郎「この挑戦は、自らが率先して積極的に行うことが重要です。そうでなければ、チームメンバーはついてきません。」

パチョレック池上「高い目標を設定し、そこまでの道筋をメンバーに提示する。ビジョンの提示だね。」

チビ姫「メンバーにゴールまでの流れを具体的にイメージさせつつ、同時に率先して行動・実践して範を示していきましょう。」




●部下に考えさせる



なつきさんのお嬢さん「部下から出された質問(例えば、治験登録促進など)に、解決の方向性を示し、具体策を考えさせるスキルは、リーダーとしてたいへん重要です。」

りら「その具体的なポイントは、まず、達成すべき目標をステップに分解し、やるべきことを個々に描き出させます。さらに、その具体策、それも戦略や戦術ではなく、行動レベルではどうするのかを考えられるようにヒントを出すことです。」

通りすがりのお方「部下に考えさせるのですね。自らが考える習慣をつけさせようという意図があるわけね。」

おかめ「さらに、部下が問題解決のために積極的に動きだすには、目標達成意識、つまりモチベーションを高めることが大切です。」

アーリータイムズ「そのためには、ときには、自分が同時並行して実践してく、いわゆるプレイングマネジャーを演じることも必要です。」

かりん「部下の1、2歩前を行くことで具体的な成功事例を伝え、部下の意識を高揚させてモチベーションを高める。それが率先垂範のリーダーシップです。」


■■■■■  目標設定と方針、課題の違い  ■■■■■

▼目標・・・・・・達成を目指して努力すべき事柄

▼方針・・・・・・目標達成にむけての行動指針

▼課題・・・・・・目標達成に向けての解決すべき問題点


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



●実行スピードと集中力がキメ手

アロウ「どのように優れた施策でも、それが自分にとって目新しいものだと、なかなか積極的にはなれないものです。」


ムーミン「部下はみな、そのようなジレンマを持っているものだわ。」

ゆうこ「部下はリーダーの行動を見て意欲をもっても、それが自分の行動にはならないというわけだ。」

Binobin「このようなとき、重要なことは『取組みのスピードを速める』ということです。」

あんころ「つまり、リーダー自身が目標をどんどん前倒しにして攻めていく。すると部下も『あそこまでできるんだ!』と、勢いにのって実践してくるはずです。」

ゆ「リーダーが本気でなければ、部下も本気になれず、リーダーが本気なら部下も本気になる。」

へい太郎「治験期間が長引くと、間延びしてしまい、停滞することもあります。そんな時は『短期集中』で、メンバーの意欲を高めましょう。」

おきょう「例えば、今週はSDV強化週間だ。みんなで5症例のSDVを実施しよう! とかね。」

薬作り職人「計画を前倒しでやる、というのは、緊張感がでる。いつもいつも、だと疲れるので、ときどき、このキャンペーンを実施するというのがポイントだ。」

●「本当に問題なのは何か」を考えよう


アブラハム「ビジネスのうえで、もっともリーダーシップが問われるのは、問題を解決しなければならない局面です。」

ペイン「まず重要なのは、あらゆる問題解決の局面で『問題とは何か』をきちんととらえることです。」

ZOO(ズー)「普段の会話の中には、様々な問題が登場します。でも、その全てが解決に取り組むべき問題ではありません。」

さりさり「リーダーはこれらの中から、優先順位が高く、しかも目標と現状とのギャップがあり、解決すべき事柄を見つけ出す必要があるのです。」

吉野川みなみ「それは思っているよりも結構、難しい。」

ken2「治験の登録数が目標の何%マイナスなら、手をうつか、とかね。」

トモチカ「通常、治験では問題が山積みになるので、そこから重要なものをピックアップするということね。」

のの「重要かつ緊急の問題を特定し、その問題解決ステップをメンバーに提示する。そして、速やかに問題解決に向かう行動を起こす、起こさせる。」


●やりがいのある仕事で部下を育てよう

かき氷「部下が成長しない原因のひとつに、同じような仕事、簡単にできる仕事を与え続ける、ということがあります。」

澤田「マンネリがやる気の喪失につながるのです。そのために、仕事上の刺激を与えるのはリーダーとして大事なことです。」

てぃん「やりがいのある仕事とは『能力の限界に挑戦できる仕事』です。」

フクちゃん「このとき大切なことは、部下の能力を見極めることです。与える仕事は、レベルが高すぎても、簡単すぎても効果がでません。」

ピース「難しいね。」

あんみ2「チャレンジな仕事ね。」

▼やりがいのある仕事

*自分の能力を生かせる仕事

*責任のある仕事

*工夫が求められる仕事

*達成感が得られる仕事


フクちゃん「最後に。リーダーに最も大切なのは部下への愛情です。部下が成長することを部下とともに喜べるかどうかです。」

徳大寺道子「なかには、部下の能力や評価を妬むリーダーもいるからね。やれやれ。」


■■■ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ■■■
             ↓
ホーライ製薬(サイト版)治験についての話題のまとめ